触れる温もり

痛んだ心に温もりを塗る

ひとりでは塗ることはできないけれど
誰かの手を借りることができれば
何も難しいことではない

ただ

その「誰か」というのが特定の人であっても
その人の「特別」にはなれないんだって
――知ってる――

でも

望んでいないわけじゃないんだ
なれないわけでもなかったんだ

私は人に愛されるほど
価値が存在しないんだ